日東紡績 「何でも繊維にしてみよう」挑戦のDNAを継ぐ

グラスファイバーのトップメーカーで、世界初・日本初の素材を多数生み出してきた日東紡。繊維化技術を応用し、複合材向けや電子材料向けなどグラスファイバーを幅広い用途に展開、体外診断用医薬品も提供している。2023年に創立100周年を迎えた同社の成長戦略について、辻社長に話を聞いた。

辻󠄀 裕一(日東紡績株式会社 取締役 代表執行役社長)

挑戦のDNAを強みに
繊維を軸に事業を多角化

電子機器、自動車から建築まで幅広い産業で使用される、ガラス繊維のグラスファイバー。このグラスファイバー分野でトップを走り続ける企業が、2023年4月に創立100周年を迎えた日東紡グループだ。同社は1923年に福島県で繊維メーカーとして創業し、現在はグラスファイバー事業、ライフサイエンス事業、繊維事業の3つの事業を展開している。

「当社には、創業当初から失敗を恐れずに、果敢にチャレンジする社風がありました。当初は殖産興業である絹紡績の繊維がメインでしたが、当時の経営者の『何でも繊維にしてみよう』という考えのもと、パルプやガラス、岩石などから糸をつくるために様々な試行錯誤を続けてきました」と日東紡社長の辻󠄀裕一氏は語る。

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