特装車の開発・販売 世界の総合インフラメーカーを目指す
1955年の創業から70年を迎える極東開発工業。「信用」「確実」「和協」を社是に、特装車・環境・パーキングと幅広い事業を展開し、社会の基盤づくりに貢献してきた。2030年をマイルストーンとした長期ビジョンと、その実現に向けた施策を布原達也社長に聞く。
布原 達也(極東開発工業株式会社 代表取締役社長 社長執行役員)
新技術を積極的に導入
「働く車」を革新して成長
ダンプカーやタンクローリ、ゴミ収集車など、トラックの上に多種多様な目的で特別な装置・機械を取り付けた「働く車」、特装車の開発・販売をメイン事業とする極東開発工業。
同社社長の布原達也氏は「トラックシャシをメーカーから預かり、その上に目的に合わせた機能を備えたボディを載せていきます。ボディは、基本的に1品1様。顧客の要望を聞きながら、1品1品設計していくのが一般的です」と自社事業を説明する。
BEV シャシ向け電動式ごみ収集車 「e パッカー」(「いすゞ・エルフ EV」架装車)。
電動式ゴミ収集車のパイオニア
同社の発展のきっかけとなったのは、1966年に米国チャレンジ・クック・ブラザーズ社と技術導入契約を締結して導入した、生コンを圧送する(送り出す)スクイーズ(絞り出し)式コンクリートポンプ車だ。これが爆発的に売れ、成長の原動力となった。並行してスウェーデンから技術導入した粉粒体運車(ジェットパック)も、バラセメント運搬の物流形態を大きく変え、効率化に寄与した。
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