オーディオストック 日本のコンテンツで世界の音楽流通を革新

YouTubeなどを筆頭に、企業も個人もかつてない勢いで動画制作を始めている昨今、注目度が急激に高まっているのが、BGMや効果音を売買できるプラットフォーム「Audiostock」だ。音楽クリエーターが作った約79万点の音を自由に購入・利用できるサービスで、ユーザー数は過去2年で2倍超に伸びた。

西尾 周一郎(株式会社オーディオストック 代表取締役社長)

コロナ禍で、多くの「人が集まる場」がオンラインにシフトした。例えば、音楽ライブや演劇はネット配信が急増し、フィットネスジムでもオンラインレッスンが始まった。入学希望者向けのオープンスクールをオンライン化した学校も多い。様々な「リアル」がオンライン化した時、ニーズが顕在化したのが、映像制作に使う効果音やBGMだ。しかし、勝手にミュージシャンの楽曲や他人が作った効果音を映像に使うのは違法。許可を得ようにも権利関係が複雑で、素人には簡単なことではない。

そこで近年注目度が高まっているのが、「音」を売買できるプラットフォーム「Audiostock(オーディオストック)」だ。全国の音楽クリエーターが制作した楽曲や効果音、ボイスなどが登録されており、その数は約79万点。ユーザーは面倒な手続き不要で、その中から自分が使いたい音源を購入できる。動画制作ニーズの高まりを背景に、2019年9月時点で4万8000弱だったユーザーアカウント数は、2022年1月時点で約11万に達し、コロナ禍の中で倍増した。

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