岡山県知事インタビュー 教育と産業振興を軸に未来の好循環を生む

初当選から10年目を迎えた岡山県の伊原木隆太知事。「生き活き岡山」の実現を掲げて、教育の再生と産業の振興に注力することで、福祉、子育て、防災、中山間地域活性化、環境、文化など、全ての分野に好循環を起こそうとしている。伊原木知事は「将来を見据えて今を努力することが大事」だと語る。

伊原木 隆太(岡山県知事) 取材は、新型コロナウイルス感染症対策をとり、ソーシャルディスタンスを十分に保ち行われた(2022年1月31日)

――2021年度から4年間の総合計画である「第3次晴れの国おかやま生き活きプラン」策定の狙いについて、お聞かせください。

第3次晴れの国おかやま生き活きプラン

出典:岡山県

 

岡山の未来をいかに明るくするかを考えることは、企業経営や人生設計を考えることと似ています。人の健康は、今日何を食べようが、どう過ごそうが、1日や2日ではたいした変化はありません。疲れを取るために栄養ドリンクを飲むのもいいでしょう。

しかし、いつもそういう対症療法ばかりで栄養、運動、睡眠に気を配らずにいれば、何年か経った時に、健康面において大きな差が出る可能性は高いと思います。

自治体の運営も同じです。目先のことにとらわれて対症療法ばかり行っていて、果たして明るい未来を実現できるでしょうか。10年後、20年後のために今体力をつけておく、準備をすることが大事です。私がやっていることは、一言でいうとそれです。

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