GF 新たなビジネスモデルで地域社会を幸せにする
太陽光・風力による自然エネルギー発電事業とエンジニアリング事業により、持続可能な社会への貢献を目指すGF。昨年創業50年を迎えた同社は現在、SDHという独自のビジネスモデルを構築し、全国各地を活性化しようとしている。同社の事業変革と今後の構想について、代表の藤崎耕治氏に聞いた。
電気制御技術を基盤に
様々なものづくりへ事業を拡大
徳島県阿南市に本社があるGFは、1973年創業の藤崎電機と2011年創業のガイアパワーが合併し、2019年に誕生した企業だ。藤崎電機は、発電所の電気制御盤の工事から始まり、その後、発電所やプラントなどの電気・建設工事へと事業を拡大してきた歴史がある。
「藤崎電機は、1973年に私の義父である藤崎稔が創業しました。もともと神崎製紙(現、王子製紙)で電気の工務係をしていたのですが、自分の可能性にチャレンジしようと脱サラし、自宅横のガレージで会社を立ち上げたのです。そして、当時ちょうど阿南市では四国電力の火力発電所が建設中だったため、発電所の電気工事やメンテナンスを請け負うようになり、その後、電気制御技術を基盤に様々なものづくりをスタートしました」とGF代表取締役の藤崎耕治氏は語る。
藤崎電機は、地域企業の課題を解決するための多様なオリジナル機械の開発も行ってきた。四国は全国で最も業務用の栗の生産量シェアが多く、阿南市には栗やたけのこなどの缶詰食品製造業の企業が多くある。また、徳島は全国でもトップクラスの味と知名度を誇るさつまいも、なると金時の生産地だ。藤崎電機はそれらを製造・生産する企業や個人農家からの依頼を受け、使いやすい栗の重量選別機や、さつまいものひげをきれいに取り除く「スッキリくん」などを開発してきた。
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