八十二銀行 サステナビリティを根幹に事業モデルを変革

長野市に本店を置く八十二銀行は1931年の創立以来、地域の金融機関として地域経済と共に成長してきた。同行は2026年1月1日に長野銀行と合併し、新たに「八十二長野銀行」に生まれ変わる。同行グループの現在のビジョンや目指す事業変革について、頭取の松下正樹氏に話を聞いた。

松下 正樹(株式会社八十二銀行 取締役頭取)

八十二銀行は「健全経営を堅持し、もって地域社会の発展に寄与する」を経営理念に、常に環境変化を先取りし、質の高いサービスの提供を通じて地域と共に成長することを目指してきた。現在は、「『金融×非金融×リレーション』でお客さまと地域を支援する」をテーマに掲げた「中期経営ビジョン2021」を通じ、地域社会の発展に向けた取り組みを進めている。

2021年6月に頭取に就任した松下正樹氏は、「就任当時はコロナ禍のパンデミックに加え、DXやカーボンニュートラルも求められるといった、まさに大きく変化する時代の転換点であると感じました」と振り返る。金融機関の事業も、従来のような金融機能の提供だけでは難しい時代になり、時代の変化に対応すべく今後の進むべき方向性を示すために策定したのが、中期経営ビジョンだった。

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