いなかパイプ 働きたい都会の人といなかの仕事をつなぐ

「いなか」が抱える課題を、地域で働く人たちとともに解決することを目指す、一般社団法人いなかパイプ。その取り組みの一つが、働く場を通して都会の人といなかの事業者をつなぐ人材派遣事業だ。働く人といなかの両者を活かす思いと事業について、代表の佐々倉氏に話を聞いた。

佐々倉 玲於(一般社団法人いなかパイプ 代表)

インターンシップで学ぶ
リアルな「いなか暮らし」

国の文化的景観地区に指定される四万十川中流域に位置し、面積の9割を占める林野の合間を縫うように住居と耕地が散在する四万十町。そこにある廃校を利用したシェアオフィスが、一般社団法人いなかパイプの拠点だ。

いなかパイプの中核事業の一つが、「いなかインターンシップ」。農山漁村として多様な表情を持つ四国西部で「住む」と「働く」を同時に経験し、リアルないなか暮らしを学ぶ1カ月滞在の現場実践型研修プログラムだ。期間中はカヌー体験施設や有機農業、漁業、道の駅、酒蔵などの仕事を手伝いながら、自分自身と向き合い、自分に何ができるのかを学び取っていく。参加者は「自分のやりたいことを見つたい」といった動機で参加する20代から30代が多くを占めている。

「いなかインターンシップ」の研修生

「地域の人々や、参加者同士のつながり、人間関係を感じ、いなかという社会の中で自分がどのように暮らしていけるか、自分らしさを発見する機にもなります」と代表の佐々倉氏は語る。これまでに約300人が参加し、そのうち1割の30人ほどが四万十町に移住を決め、定住しているという。

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