VR治療プログラムも登場 広がる「デジタル治療」の可能性

ソフトウェアを使用して患者にエビデンスに基づいた治療介入を提供する「デジタル治療」。米国を中心に開発が活発だが、日本でも2020年に疾患治療用アプリが薬事承認を取得した。VRプログラムなどユニークなデジタル治療も登場しており、今後の市場拡大が期待されている。

デジタル治療の先駆けである、Welldocの糖尿病治療アプリ「BlueStar」

日本総合研究所の「医療のデジタル化におけるデジタルセラピューティクス導入の推進に関する提言」によれば、デジタル治療とは、身体的、精神的、および行動的な状態幅を広く予防、管理、または治療するために、ソフトウェア・プログラムを使用して、患者に対しエビデンスに基づいた治療介入を提供するものと定義されている(米国デジタル治療業界団体の定義)。SaMDは診断や治療、予防、緩和などへの使用を目的とするソフトウェア全般を指し、その中にデジタル治療も含む。

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