九州の玄関口からアジアのハブへと飛躍 佐賀県

九州北西部に位置し、有明海と玄界灘に面す佐賀県。水産業や農業が盛んで、有明海の海苔のほか、農業では二条大麦やハウスみかん、タマネギなどの産地として有名だ。歴史的には、朝鮮半島に近いことから古来より大陸文化の窓口となっており、弥生時代には稲作が伝わった。国内最大の弥生時代の環濠集落である吉野ケ里遺跡が知られるほか、陶器を焼く技術が伝わったことで有田焼に代表される国内屈指の陶磁器の産地へ成長。また、室町時代には大陸から移住した人によって嬉野茶の栽培も始まるなど、同県の歴史や文化に大きな影響を与えた。佐賀県は現在、同地のポテンシャルを活かして九州佐賀国際空港を九州のゲートウェイ空港としてさらに発展させ、アジアのハブ空港へ飛躍させることを構想している。

 

CONTENTS

山口 祥義・佐賀県知事インタビュー

数字で見る佐賀県

アートとサウナの融合で現代の湯治場を創出
 小原 嘉久 楽園計画 代表取締役

金融の枠を超え、地域の価値向上に取り組む
 坂井 秀明 佐賀銀行 取締役頭取

「生きづらさ」を「おもしろさ」に転換する
 西村 史彦 すみなす 代表取締役

伝統を基盤に新たなクリエイティブを生む
 深川 祐次 香蘭社 代表取締役社長

多様な穀物の麹化を新たな強みに
 秀島 健介 丸秀醤油 代表取締役

離島の植物を自然派コスメの原料にする
 三田 かおり Retocos 代表取締役

「プリン県さが」を浸透させ、地域を活性化
 大富 藍子 大富牧場 「FLYING COW」店主

地域企業の未来を持続可能に
 髙橋 真哉 Dessun 代表取締役