ブランド農畜水産物で世界市場へ 宮崎県
九州南部に位置し、年間平均気温が約17度と温暖な気候の宮崎県。日照時間や快晴日数も全国トップクラスで、「日本のひなた」というキャッチフレーズがぴったりだ。日本有数の農業県であり、肉用牛やブロイラーなどの畜産物、ピーマンやきゅうり、日向夏、マンゴーなどの生産で知られている。近年は宮崎ブランドの農畜水産物の輸出に注力しており、東京を経ることなく世界市場に進出する企業も増えつつある。自然豊かな南国という一方、ICT企業の誘致や移住者増に成功しており、ベンチャー業界が活気づいているのも特徴だ。
CONTENTS
戸敷正・宮崎市長インタビュー 宮崎市が企業誘致に成功した理由
(戸敷 正 宮崎市長)
一平ホールディングス 一つの島としての「九州」を世界に売る
(村岡 浩司 一平ホールディングス 代表取締役社長2)
宮崎県の産業界に旋風を巻き起こす「アラタナマフィア」
(樋口 由香 宮崎日日新聞社 経済部長)
スマート農業先駆者・新福青果 データ活用でさらに業務効率化を
(新福 朗 新福青果 代表取締役社長)
希少性の高いマンゴー品種「パルメロ」を新たな特産品に
(鬼塚 高幸 DOLCE FATTORIA 園主)
循環型サクラマス養殖に挑むSmolt ブランド養殖魚で世界へ
(上野 賢 Smolt 代表取締役)
「外貨を稼ぐ力のある企業」の育成が課題 「九州内西高東低」から脱却を
(嶋田 淑之 ジャーナリスト、産業能率大学兼任教員)