肥後銀行 オールくまもとで「スタートアップハブ」設立
熊本県のリーディングバンクとして、90年以上にわたり圧倒的なシェアを誇ってきた肥後銀行。2015年には鹿児島銀行とともに九州フィナンシャルグループを設立し、中・南九州を基盤にして、「地域価値共創グループ」への進化を目指した取り組みを続けている。
経営統合から6年、統合効果に確かな手応え
肥後銀行・鹿児島銀行という地元のトップ行同士が経営統合し、2015年に九州フィナンシャルグループ(KFG)が発足してから約6年が経過した。笠原慶久氏は6年間を振り返り、「十分な効果が出ている」と確かな手応えを感じている。
「もともと、いずれかが経営課題を抱える救済型の経営統合ではありません。健全行同士の、いわば先行投資型の経営統合でした。相互のベタープラクティスを学び合うことで、いいシナジーが生まれています」
その結果は数字にも表れている。2020年度までに営業部門の効果として約105億円のプラス、システム統合などによるコスト削減効果が約65億円。統合に要したコスト約7億円を差し引いても、トータルで約161億円の効果があったという。
この間、新たな事業としては2017年、KFGの子会社として九州FG証券を設立。
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