太陽光設置義務化に応える、屋根と太陽光の一体施工戦略
太陽光発電設置と屋根工事を一体で担う、岐阜県のエコソニック。板金業を祖業とし、屋根構造を熟知した同社は、「設置不可能を可能に」を掲げ、特殊屋根など従来は太陽光発電の導入が難しかった分野で技術を磨き、市場の空白地帯を切り拓いてきた。後藤直也社長に、事業変革の背景と今後の構想を聞いた。

後藤 直也(エコソニック 代表取締役)
板金業が祖業の特殊屋根の専門家
太陽光発電設備の設置を中心に、再生可能エネルギーを扱う総合エネルギー事業を展開するエコソニック。その源流は1970年創業の板金業に遡る。高度経済成長期、住宅は伝統工法から安価なブリキ建材へと移行し、金属加工の需要が拡大。屋根や外壁などの建築外装では、板金技術が欠かせない存在となった。屋根施工で特に難易度が高いのが、工場に多いスレート屋根だ。
「セメントと繊維質を混ぜた薄い板状の屋根で、厚みは5mmほどしかありません。部分的に鉄骨の下地はあるものの、それ以外は踏めば落下する危険があります。しかも、劣化すると表面が剥がれ、アスベストが飛散する恐れもあります」と社長の後藤直也氏は語る。大規模工場では撤去に手間がかかるため、既存の屋根の上に板金を重ねる「カバー工法」が一般的だ。強度が確保され太陽光も載せやすくなる一方、屋根の特性を理解しない電気工事業者が安易に上がれば事故につながり、結果として「太陽光設置不可」と判断されやすい。
「安全に踏める位置がどこかは、熟練者にしかわかりません。だからこそ屋根と太陽光の両方を理解する会社が必要なのです」
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