新たな経済成長の柱となる 国際金融都市構想の実現へ

古来より水運が発達し、人やものが集まる商業都市として栄えてきた大阪。産業では医療・医薬、化学・金属、環境・エネルギー関連産業に強みがあり、企業や研究機関が集積。製造業においては、非常に高い技術を持つ中小規模のものづくり企業が多く、全国有数の高密度な工場集積地がある。観光面では「くいだおれの街」としても知られ、観光目的の外国人訪問率は2019年に日本一だったが、コロナ禍により、観光産業も大きな打撃を受けた。しかし、2025年開催の大阪・関西万博を機にした経済再生への取り組みや、国際金融都市構想、ベイエリアを国際観光拠点にする大阪IR構想など、コロナ後の経済発展・地域活性化に向けた様々な取り組みが進みつつある。

 

CONTENTS

吉村 洋文・大阪府知事インタビュー

数字で見る大阪府

「創発の場」から地域と社会を活性化
 小林 充佳 NTT西日本 代表取締役社長 社長執行役員

大阪ならではの都市型 MaaSを構築
 河井 英明 大阪市高速電気軌道 代表取締役社長

オフィスを街に開き、働き方の実験場に
 黒田 英邦 コクヨ 代表取締役社長

すしを核にした外食グローバルブランドへ
 水留 浩一 FOOD & LIFE COMPANIES 代表取締役社長 CEO

目指すは、中小企業の経営インフラ
 山本 正喜 Chatwork 代表取締役CEO

飲食店のバックヤードをDXで変革
 西原 直良 シコメルフードテック 代表取締役
 川本 傑 シコメルフードテック 取締役COO

大阪本来の魅力を「見える化」する美術館に
 菅谷 富夫 大阪中之島美術館 館長

大阪の食文化に乗せ、農産物・食品を世界へ
 稲上 芳郎 日本貿易振興機構 大阪本部 農林水産・食品輸出アドバイザー

「のせすく」で有機農業を広げ、地域活性
 成田 周平 成田ふぁーむ 代表