グローバル展開で市場変化に適応 ポートフォリオの転換を進める
紙・パルプ分野の専門商社で国内トップのKPPグループホールディングスは、海外の事業会社に対するM&Aでグローバルな事業拡大を推進。パッケージング事業やビジュアルコミュニケーション事業の拡大を図ると共に、「紙との境界領域」で、さまざまな新規事業にも乗り出している。
坂田 保之(KPPグループホールディングス
代表取締役社長兼CEO)
海外2社のM&Aを通じて
世界3位のグローバル企業に
1924年に設立されたKPPグループ。2022年10月に持株会社制へ移行し、社名を従来の国際紙パルプ商事から、KPPグループホールディングスに変更した。また、これに先立ち、2019年にはオーストラリアの大手紙商Spicers社を、2020年にはフランスの欧州最大の紙卸売会社Antalis社をM&Aで子会社化した。
「2008年のリーマン・ショックを境にグラフィック用紙の需要減退が顕著となり、業界全体がビジネスモデルの変革を迫られました。また、国内では人口減少が進み、紙の消費は年々減少しており、海外でも従来のビジネスモデルでは行き詰まることが明白でした。もともとは、海外では日本製の高品質な紙を提供してきましたが、海外メーカーも生産効率を上げ、低価格で高品質な紙を作り始めていたのです」。
KPPグループホールディングス代表取締役社長兼CEOの坂田保之氏は、こう振り返る。このような中、KPPグループは海外の事業会社に対するM&Aで、グローバルな事業拡大に乗り出すことを決断した。そしてSpicers社とAntalis社の買収を通じ、連結売上高で世界第3位の紙・パルプ専門商社となった。
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