素材メーカーのグローバル経営と人材育成 社会が求める樹脂をつくる
理化学研究所の流れを汲み、1951年に創業したリケンテクノス。自動車部材から食品包材、機能性フィルムまで幅広い領域に素材を提供している。樹脂に添加剤を配合して顧客が求める特性を作り込む技術を武器に、海外売上比率51%超のグローバル企業へと成長を遂げた同社の成長戦略を、常盤社長が語る。
常盤 和明(リケンテクノス 代表取締役 社長執行役員)
理研由来の樹脂素材企業
顧客と対話、配合で特性をつくる
1951年、理化学研究所(理研)の流れを汲む民間企業として誕生したリケンテクノス。戦前の理研は基礎科学の研究に加え、研究成果の製品化にも熱心に取り組んでおり、そこから多くの企業が生まれた。リケンテクノスもその1つ。当初は「理研ビニル工業」の社名で、塩化ビニル樹脂(塩ビ)素材を主力製品としていた。その後、取り扱う樹脂の幅が広がり、2001年にリケンテクノスに名称を変更した。
リケンテクノスの製品で一般の人に最も身近なのは、「リケンラップ」として知られる、スーパーマーケットや飲食店の厨房向けの食品包装用塩ビラップ。国内シェア40%超を誇る。しかし同社の製品の多くは、製造業に原料として供給する樹脂素材だ。リケンテクノスがデザインした材料を使ってメーカーが製品を製造し、社会に供給している。自動車の内装・外装や、電線ケーブルの被膜、靴やヘルメットまで、用途はさまざまだ。
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