バリューマネジメント 地域の文化と歴史的建造物を同時に守る

日本各地に残る、歴史的建造物。個人が維持し続けることが困難となり、自治体が譲り受けて保全できたものもあるが、それすらも厳しい状況になってきた。地域に受け継がれる有形の資産を元来の形で守り、利活用する事業を行っているバリューマネジメント代表の他力野淳氏に話を聞いた。

バリューマネジメント代表の他力野 淳氏

徹底してこだわるのは「保全」
その上で収入を生む仕組み

「税収が下がり続ける今、税金で守られてきたものを守り続けることが難しくなっています」と、他力野淳氏は切り出した。地域の文化財は地元の名士らが身銭を切って守り、神社仏閣は檀家や氏子の支援で支えられてきたが、後継者難などで維持できなくなると、自治体が地域の資産として引き受けてきた。しかし、電気のみならず、水道や空港も民営化されるいま、文化的な資産の維持とマネタイズはセットで考える必要がある。

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