農作物&産地のブランド力を高め、稼げる農業の実現へ

東北南部の日本海側に位置し、最上川の下流に広がる国内有数の穀倉地帯・庄内地域を中心に発展してきた山形県。近年は農林水産物の高付加価値化に注力しており、ブランド米の「つや姫」が全国トップクラスの価格帯を維持するほか、さくらんぼの大玉新品種「やまがた紅王」が来年デビューを迎えるなど、さらなる農作物の競争力強化を目指している。また、県は有機エレクトロニクスとバイオテクノロジーの分野でのスタートアップ育成に力を入れており、鶴岡市の「鶴岡サイエンスパーク」を中心に、多くのスタートアップが誕生。県内企業との共同研究による事業も増加しており、着実にその成果が出てきている。

 

CONTENTS

吉村美栄子・山形県知事インタビュー

数字で見る山形県

挑戦する気質を強みに、新事業開発に挑む
 榊原 憲二 ミクロン精密 代表取締役社長

将来の日本を牽引する農林業人材を育成
 神山 修 東北農林専門職大学 学長予定者

農商工連携で栽培産地のブランド化に成功
 牧野 聡 かほくイタリア野菜研究会 会長

経営者視点の販売戦略で農業の常識を覆す
 清水 寅 ねぎびとカンパニー 代表取締役社長

ネオ和菓子で、乃し梅の魅力を若者に伝える
 佐藤 慎太郎 佐藤松兵衛商店 代表取締役社長

タンパク質の可能性を拓き、環境課題に貢献
 関山 和秀 Spiber 取締役兼代表執行役

「スマホでできる再エネ投資」で世界を変える
 池田 友喜 チェンジ・ザ・ワールド 代表取締役