2026年の構想 新春特別鼎談

2026年 ──
形式から実質への転換点

松江 英夫
社会構想大学院大学 教授
デロイトトーマツグループ執行役

松江: 本日はお忙しい中、ありがとうございます。2026年は、市場・制度・AIといった複数の領域で節目が重なり、「形式から実質へ」舵を切る重要な年になると考えています。まずは、2025年までの動きも振り返りながら、現在の状況をどのように捉えていらっしゃるのか、お二人に伺いたいと思います。

広木 隆
社会構想大学院大学 特任教授
マネックス証券株式会社 チーフ・ストラジスト

広木: まさにその通りだと思います。2025〜2026年は、日本経済にとって歴史に残る節目だと思います。株価が5万円台に乗り、市場の構造にも変化が表れています。さらにAIの進展が企業の実力を“中身”から問う段階に入り、ガバナンス・コードも10年を経て、形式から運用の質へ視点が移り始めています。

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