粘着製品のマーケットニーズ変化に 独自の発想と技術力で即応

創業以来、ガムテープの製造・販売にはじまり、粘着技術を応用したシール・ラベル用粘着素材や半導体関連テープから特殊紙、剥離紙などまで、技術や製品の幅を広げてきたリンテック。先の読めない不透明な時代に、市場の要求に対しソリューションとしての製品をいかに開発するか。服部真社長に聞く。

服部 真(リンテック 代表取締役社長)

4つのコア技術を基盤に
独自性の高い製品を開発

製品の輸送に使われてきた木箱が段ボールに置き換わりはじめるなか、封函用ガムテープの製造・販売を手がける不二商会として1927年に立ち上がったのがリンテックの源流だ。以降、シール・ラベル用の粘着紙・粘着フィルムから、ガラス飛散防止対策フィルム、屋内外サイン・広告用粘着シート、自動車関連粘着製品、半導体関連テープ、光学ディスプレイ関連粘着フィルムまで、多岐にわたる製品を開発・製造・販売してきた。

1990年、四国製紙、創研化工と合併しリンテックが誕生。3社合併により、川上(剥離紙用原紙・剥離紙)から川下(粘着製品)に至る一貫体制が整った。また、バーコードプリンタ、ラベリングマシン、半導体関連装置など、ラベル素材やテープの性能を最大限に引き出す各種関連装置の開発・製造も手がける。ソフト(素材)とハード(装置)の両輪で相乗効果を発揮し、多種多様な顧客ニーズに応えている。

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