AIを人間の良き「相棒」とする社会の構築を
AIは人の仕事を奪うのかーー法政大学キャリアデザイン学部教授の児美川孝一郎氏は、この議論を「単純化し過ぎ」だと指摘する。AIの影響は避けようもないが、いかなる仕事も最終的な判断を下し責任を負うのは人だ。私たちはこれからキャリアやスキルをどう捉えていくべきか、児美川氏に話を聞く。

児美川 孝一郎(法政大学 キャリアデザイン学部 教授)
リスキリングへの支援は
必ず社会に還元される
「例えば画像診断はAIの方が得意かもしれませんが、目の前の患者さんと治療方針を決める。そのコミュニケーションなど、人でなければならない領域は今後も残っていくと思います」
キャリア教育や教育政策などを専門とする法政大学の児美川氏は、そう指摘する。AIが普及しても、それぞれの仕事に求められる専門性やスキルが変化することはなく、その中のどの部分をどう人間が担うか、が変化する。総合的な判断をして責任を持つのは人間であり、人と人が接する仕事ではやはり人間らしい能力が求められるというわけだ。
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