服部工業 人材不足の学校や病院の給食を支えたい
学校や病院の給食、社員食堂などに欠かせない業務用調理機器。釜造りを祖業とする服部工業は大量調理に適した回転釜で約4割のシェアを誇る。同社が提案するロボット回転釜はプロの調理人の技術をデータ化し、その味を再現可能。経験が浅いスタッフでも本格的な料理を提供できるとして注目されている。
服部 俊男(服部工業株式会社 CEO&CHO)
少子化による市場変化に対応すべく
グローバル化推進過程で新商材を発掘
愛知県岡崎市に本社を置く服部工業は1885(明治18)年創業の業務用厨房機器メーカーだ。社長の服部俊男氏は5代目にあたる。創業当時から造り続けているのが釜で、かつては酒蔵や味噌蔵で使う大釜を、近年は給食などで使われる回転釜を主たる業務としている。
「回転釜は約70年前に生まれた調理機器です。攪拌するために鍋をぐるぐると回すのではなく、大きな鍋の中身を取り出すために回転軸を設けて傾ける機能を持たせた鍋のことを言います。炒める、煮る、汁物を作る、揚げるといったことを1台でこなせる万能調理器具で、当社の国内シェアは4割弱。学校や病院などの給食、ホテルのブッフェなど一度に大量の料理を提供する厨房で使われていますが、顧客の5割近くは学校給食ですから、市場の変化に対応していかなければなりません」
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