一世紀を超える技術の進化を追体験できる「日立オリジンパーク」

日立製作所は2021年11月、創業の地である茨城県日立市に「日立オリジンパーク」を開設した。創業者の思いに触れながら110年の歩みを振り返り、世界中のビジネスパートナーと新たな対話を深めるための企業ミュージアムだ。館長の堀越氏に、ミュージアムの特徴や開設の経緯を聞いた。

堀越 久志(日立オリジンパーク 館長)

日立市に誕生した環境配慮型ミュージアム

日立製作所は、1910年に茨城県の日立鉱山の機械修理を行う部門として設立されて以来、「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という企業理念を大切に受け継いでいる。2021年11月にオープンした「日立オリジンパーク」(日立市大みか町)は、その一世紀以上にわたる歩みを伝えるための企業ミュージアムだ。

もともと従業員の福利厚生施設であった「大みかクラブ」「大みかゴルフクラブ」の敷地、およそ23万㎡ (ゴルフコース含む)内に、展示施設「小平記念館」「創業小屋」を新たに建設した。また、電気はFIT非化石証書を、ガスはJ-クレジットを用いることで、施設運用に係るエネルギー使用によるCO2排出量を実質ゼロに。「日立環境イノベーション2050」の方針に対応する環境配慮型カーボンニュートラルサイトとなっている。

日立オリジンパークの全景。23万㎡の敷地に展示施設「小平記念館」「創業小屋」を新たに建設

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り78%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。