数字で見る茨城県 農作物輸出額が年々伸び、過去最高を更新

全国でも有数の農業県である茨城県。農業経営体数は全国1位、総農家数は2位、農業産出額は3位を誇る。近年は農作物の輸出にも力を入れ、2020年度輸出額は約7.4億円と過去最高額を更新。また、製造品出荷額等は12兆5812億円で全国7位と、製造業も主要産業となっている。

茨城県の農産物輸出額の推移

主な品目と輸出先国は、青果物はタイ、カナダ、香港、コメは香港、シンガポール、アメリカ、畜産物（常陸牛、鶏卵）はタイ、アメリカ、シンガポールとなっている。畜産物のうち常陸牛については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴う飲食店の営業規制により、タイ、ベトナムを中心に輸出が大きく落ち込んだものの、青果物、コメは、アジアや北米での底堅い需要を背景に、輸出が順調に拡大している。

出典：茨城県

茨城県の産業

卸売業、小売業の売上高の割合は全国平均より高く、事業所数とともに県内割合は1位。なお、卸売業、小売業の売上高の24.4％は機械器具小売業が占める。そのほか売上高の特徴として、学術研究、専門・技術サービス業の割合が全国平均の2.3倍となっている。また事業所数、従業者数は全国12位、労働生産性（企業単位）は21位であった。