茨城トヨペット 情熱を原動力に、大変革期を乗り越える

1956年に24人の社員でスタートした茨城トヨペットは、今や730名の社員を有する県内屈指の販売会社へと成長を遂げた。「100年に一度の大変革期」と言われる時代に、どのような経営を目指していくのか。茨城県政財界の指南役でもある同社代表の幡谷定俊氏に、今後の構想を聞いた。

幡谷 定俊(茨城トヨペット株式会社 代表取締役社長)

時代の波の中でも
変化を恐れず挑戦し続ける

ガソリン車という単一のソリューションから、ハイブリッド、EV、FCEV(燃料電池車)、PMV(歩行アシストビークル)、さらにはカーシェアリングへと、マルチソリューションな対応を迫られる時代の潮流の中で、茨城トヨペットは今後、どのようなスタンスをとるべきなのか。

「トヨタ自動車の豊田章男社長は、グループを形成する数多の企業の中でも、意思と情熱のある会社への協力は惜しまない、と明言されています。このメッセージに込められた思いを、私は真摯に受け止めています」と同社代表取締役社長の幡谷氏は語る。「時代の波の中で生き残ろうという意思と、変化を恐れずチャレンジし続ける情熱を持たない会社は、いずれ社会から淘汰される」という危機感を抱いているのだという。

「今、世間ではEVばかりが持てはやされていますが、私に言わせれば、EVだけが絶対的な解だとは思えません。安易にEVという波に乗ってしまったら、たちまちコモディティ化してしまいます。当社が販売を手掛けているトヨタ自動車というメーカーは良いものを量産しますが、決してコモディティではありません。絶えず進化する技術を提供する会社なのです」

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