一條旅館 老舗旅館が「原点回帰」のラグジュアリーホテルを開業

開湯から600年の歴史をもつ宮城県の鎌先温泉で、最古の老舗旅館と言われる「湯主一條」。かつては経営危機に陥るもV字回復を実現した。そして、2025年には全室スイートルームのラグジュアリーホテル「THE YUKAWA 一條支店」をオープン。その背景と狙いについて、20代目当主に話を聞いた。

一條 一平(合資会社一條旅舘 代表社員)

500年の歴史をもつ老舗旅館
経営危機と突然の世代交代

東京駅から東北新幹線で2時間弱。白石蔵王駅から車で15分ほど走ると、「奥羽の薬湯」として長く親しまれてきた鎌先温泉がある。その歴史は古く、この地で温泉が見つかったのは室町時代の1428年にまでさかのぼる。

鎌先温泉には500年以上の歴史を持つ最古の老舗旅館がある。それが「時音の宿 湯主一條(一條旅館)」だ。

「一條家の先祖は京の公家の出という記録や家系図が古い巻物に残されていて、それは東北大学で分析が行われ証明されています。初代の長吉は今川義元に仕え、桶狭間の戦いがあった1560年代に京都からこの地へ逃れ、湯小屋をつくったのが一條旅館の始まりです」と話すのは、20代目の当主である一條一平氏。この名は代々引き継がれ、旅館としての歴史を紡いできた。

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