荘内銀行 新銀行で「地域密着と広域連携の両立」を目指す

2027年1月、荘内銀行は北都銀行と合併し、東北で初めて県境を越えた広域地方銀行「フィデア銀行」が誕生する。庄内地域に根差し、現場に深く入り込んできた荘内銀行は、合併で得る広域性と専門性を、山形の地域価値創造にどう生かすのか。頭取の佐藤敬氏に、事業構想と地域への想いを聞いた。

佐藤 敬(株式会社荘内銀行 代表取締役頭取)

山形・秋田の営業エリアを越えた
知見とネットワークの共有を推進

1878年、前身の第六十七国立銀行として設立以来、山形県の庄内地方を地盤とし、地域に根差して発展してきた荘内銀行。頭取の佐藤敬氏は、その最大の強みを「地域の現場に深く入り込んでいること」だと語る。

「企業の財務諸表を見るだけではなく、経営者の思いや事業の背景、地域とのつながり、次世代の承継への悩みも含めて、顧客の事業と暮らしを理解してきました。現在、日本全体で人口減少が進み、特に地方は加速度的に進んでいます。そうした環境下だからこそ、銀行業務以外での課題解決の取り組みが、地域から求められるようになりました」

2009年、荘内銀行は大きなターニングポイントを迎え、秋田県を基盤とする北都銀行とともにフィデアホールディングスを設立。以降、山形・秋田両県の営業エリアを越えた知見とネットワークの共有を進めてきた。そして2027年1月に両行は合併し、東北初の県境を越えた広域地方銀行「フィデア銀行」が誕生する。

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