ベルーナVSスクロール ポートフォリオ多様化で変わり続ける2大通販企業
暮らしでも産業でも、カタログやテレビなどを通じた通販、インターネット経由のECは必要不可欠になっている。通販関連企業が数あるなか、「ベルーナ」や「スクロール」といえば、昔からおなじみの存在だ。だが、実のところ、この2つの老舗の事業領域はもはや通販にとどまらず、そのポートフォリオは多様になっている。両社は今、どのような戦略を掲げるのか。
「ベルーナ」は、1968年、埼玉県上尾市で印鑑の訪問販売を行う「友華堂」として創業。法人化後、衣料品通販を開始、1986年には総合カタログ「ベルーナ」を創刊し、同市に第1物流センターを設置している。1990年に「ベルーナ」に商号変更して以降、北海道産の生鮮食品、医薬・健康食品、ワイン、化粧品等に扱い品目を拡大し、関連会社の設立や子会社化を進めて成長を続けた。2018年にはECの取り組みも強化、看護師用品、呉服・和装小物分野にも進出する一方、ホテル・不動産事業も精力的に拡大し、エネルギー関連事業への出資も進めている。
通販で培った経営資源を有効活用しながら事業を多角化し、事業間のシナジーをエネルギー源とするビジネスモデルは、アパレル・雑貨、ホテル・不動産事業、グルメ、呉服関連分野を収益の柱に大きく花開いた。2026年3月期起点の第6次短期経営計画では、2027年3月期の目標営業利益を150億円から175億円に上方修正。中長期的にはホテル・不動産の他、消費マインドの影響を受けにくい化粧品・健康食品、グルメなどを成長ドライバーに利益伸長を目指す。
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