トライエッティング 「予測」から「予兆」へ、AI技術の進化目指す

名古屋市のトライエッティングは、ノーコードで使える需要予測AI「UMWELT(ウムベルト)」と、勤務シフト自動作成AI「HRBEST(ハーベスト)」を武器に、老舗企業から大手メーカーまで幅広くDXを支援してきた。2026年に創業10周年を迎えた同社の長江祐樹代表に、今後の事業構想を聞いた。

長江 祐樹 トライエッティング 代表取締役社長CEO兼CRO

教授から「無謀」と告げられた
疾病予測研究を原点に起業

名古屋大学大学院工学研究科で計算物性物理学を専攻し、光電融合用の半導体レーザー材料を研究していた長江祐樹氏。転機は、文部科学省の博士課程リーディングプログラムで、もともとの専攻と情報学のダブルメジャーで研究に取り組んだことだった。

「そこで、今でいうAIの基礎技術である機械学習に出会いました。当時のメンターだった名古屋大学医学部の教授に、半導体センサーで取得したデータでがんや脳卒中、心筋梗塞を予測する研究をしたいと相談したところ、『無謀』という答えが返ってきました。企業でもアカデミアでも実現は難しいと言われ、それならば起業するしかないと考えたのです。2015年末に決意し、すぐに動き出しました」と長江氏は語る。

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