食品値上げ、前年比8割増 帝国データバンクが最新動向を分析

(※本記事は「JAcom 農業協同組合新聞」に2026年8月4日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

帝国データバンクは、8月以降における飲食料品の値上げ動向と展望・見通しについて分析した。8月の飲食料品値上げは合計2311品目。2026年通年の値上げ品目総数は、1~11月までの判明分で1万8347品目に達し、調査を始めた2022年以降、5年連続で年間1万品目を超えた。通年では前年(2万609品目)を上回る可能性がある。

主要な食品メーカー195社における、家庭用を中心とした8月の飲食料品値上げは2311品目、値上げ1回あたりの平均値上げ率は月平均15%となった。

単月の値上げ品目数が2千品目を超えるのは、2026年7月(2664品目)に続き2か月連続。8月単月の品目数としては、前年同月(1262品目)から8割増と急拡大したほか、集計を開始した2022年に次いで過去2番目に多い水準だった。

中東情勢の悪化による原油・ナフサ高が、トレーやフィルムの資材価格や原材料高、物流コストなどに波及し、値上げ品目数を大幅に押し上げた。

2026年8月の値上げを食品分野別に集計すると、最も多いのはハム・ソーセージなどの食肉製品のほか、カップ麺、缶詰製品、鏡餅製品など「加工食品」(1419品目)。前年同月(188品目)から約7倍と大幅に増加したほか、8月単月としては2022年(2013品目)以来の高水準となる。だし製品など「調味料」(589品目)、ゴマ製品や小麦粉、砂糖など「原材料」(276品目)が続いた。

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