自然や経済を「見通せる社会」へ 衛星地球観測コンソーシアムが提言

幅広い産業での衛星データ利用が期待される中、産官学で設立された「地球観測衛星コンソーシアム(CONSEO)」は、日本の衛星地球観測の全体戦略に関する提言を公表。衛星データと地球デジタルツインによって、災害・産業等の将来予測が実現する社会を描く。

非宇宙企業の
データ利活用を促進

JAXAを事務局に2022年9月に設立された「衛星地球観測コンソーシアム(CONSEO)」は、衛星地球観測を日本の成長産業にすることを目指し、産学官の連携強化や、非宇宙産業からの衛星地球観測市場への参入促進、日本の衛星地球観測全体戦略や政策に関する提言活動を行っている。自動車やエレクトロニクス、商社、金融業、地方自治体など、衛星地球観測分野に新たに参画している事業者が多いことがコンソーシアムの特徴で、法人・団体会員は200を突破している。

衛星地球観測コンソーシアムの法人・団体会員は200を突破。非宇宙産業の会員も多い

2023年春には政府に対して「衛星地球観測の全体戦略に関する考え方について」を提言、このほど開催されたCONSEOシンポジウム2023で、その詳細を発表した。提言では日本の衛星地球観測について、2040年代に目指すべき将来像と推進すべき施策をまとめた。

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