大特集 企業存続の危機 カーボンニュートラルの光と陰

2050年にカーボンニュートラル社会の実現するという目標に向け、人類社会のしくみそのものが変わろうとしている。温室効果ガスの削減に取り組まない国や地域、企業には、今後様々なペナルティーが降りかかってくるかもしれない。一方で、これをまたとないチャンスととらえ、新しいビジネスを立ち上げる企業は増えている。気候変動を抑制し、未来を持続可能にする新ルールの下で、どのように事業を構想していくべきか。

 

第1部 今、脱炭素はどう進んでいるか?
総論
カーボンニュートラル社会の実現を 俯瞰的視点から考える(中村 達生VALUENEX 代表取締役社長)
欧州の気候変動対策の実態 危機感に裏付けされた価値感の転換(スティーブ・モリヤマ 事業構想大学院大学 客員教授)
脱炭素政策の優先順位 10年以内に実現できることとその後の世界(加藤 聖 環境省  地球温暖化対策事業室 室長)

第2部 社長が語る日本企業の挑戦
脱炭素へ挑戦する旭化成 化学メーカーが水素社会の構築に貢献(小堀 秀毅 旭化成 代表取締役社長)