食卓と生産地をつなぎ、東北地方の食産業における課題を解決

仙台市に所在する一般社団法人東北絆テーブルは、震災復興を通じて培った絆をもとに、東北地方の食産業における課題解決を図る新たなビジネスプラットフォームを創出。東北各地とのネットワークと蓄積したデーターベースを活用して様々な事業を行い、新たな販路開拓にも取り組んでいる。

千葉 大貴(東北絆テーブル 代表理事 マイティー千葉重 代表取締役)

震災後10年の節目に
新たなプラットフォームを構築

東日本大震災から10年。キリングループが2011年から進めてきた復興支援活動「復興応援 キリン絆プロジェクト」(以下、絆プロジェクト)を母体とする東北絆テーブルが、2021年4月に法人化した。同プロジェクトでは、「地域食文化・食産業の復興支援」を第1ステージとして、ハード面を支援。2013年からはハード面の復興を礎に人材を育てる第2ステージとして、3つの支援「地域ブランド再生・育成」「6次産業化の推進・販路拡大」「将来にわたる担い手・リーダー育成」が進められた。

担い手・リーダー育成の一環として2013年4月から始まった「農業トレーニングセンタープロジェクト」において東北の牽引役を担ったのが、東北絆テーブル代表理事の千葉大貴氏だ。千葉氏は「地域・食と観光・IT」の3本柱で東北を中心とした地域ブランドの開発、地域プロジェクトの企画運営に携わるマイティー千葉重など多数の企業で代表を兼任し、一貫して地域に貢献する事業を行っている。

農業の次世代リーダーを育成する同プロジェクトでは、座学やフィールドワーク、東京のプロフェッショナルとの協働を通して農業経営者の経営力を高め、2015年度までの3年間で農業経営者84名を育成。彼らの将来性のある事業創出の試みに伴走し、数多くの新規事業が創出された。こうした取り組みを経て、千葉氏が新たに構想した事業が、食卓と生産地をつなぐためのプラットフォームを構築することだった。

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