郡和子・仙台市長 目指すは「X-TECHイノベーション都市」
「仙台市経済成長戦略2023」のもと、ITと他産業とを掛け合わせてイノベーションを生む「X-TECH事業」による新産業創出や、「日本一起業しやすいまち」を掲げた起業家支援に注力する仙台市。郡市長は、同市が東北全体を牽引し、その魅力を発信することで、世界から選ばれる都市となることを目指している。
政令都市の開業率で全国2位
X-TECHでイノベーション創出
――「仙台市経済成長戦略2023」の進捗や成果についてお聞かせください。
「仙台市経済成長戦略2023」では7つの重点プロジェクトを掲げています。その中の事業のひとつが、上場を目指す企業に集中支援を行う「仙台未来創造企業創出プログラム」です。2021年2月に、このプログラムの認定企業が東北でおよそ7年ぶりの上場を果たし、コロナ禍の中にあっても大変明るいニュースとなりました。他にも防災分野での研究開発やスタートアップ・エコシステムの形成など、経済成長に向けた新たな芽が着実に伸び始めています。
特に注力しているのが、「X-TECH(クロステック)事業」です。本市に集積する多くのIT産業と、様々な産業・業態とを掛け合わせてイノベーションを創出し、地域産業の高度化や新たなビジネスモデルの社会実装を目指す取組です。特に防災、医療・介護に注力しており、テクノロジーを活用した課題解決と経済成長の両立を実現する産学官金連携によるオープンイノベーション事業として進めています。
今年度はAIを活用した付加価値の高いビジネス創出プロジェクトや、AI人材の育成推進プロジェクトを新たにスタートさせました。未来への投資として、地域産業の高度化や競争力強化につながる取組を推進し、Society5.0を実現する「X-TECHイノベーション都市・仙台」の実現を目指しています。
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