HIS、B.LEAGUEと「グローカル・パートナー」契約 公式観戦ツアーを独占展開

株式会社エイチ・アイ・エスは、公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(B.LEAGUE)と「グローカル・パートナー」契約を締結した。HISの「世界と地域を結ぶ旅の力」と、B.LEAGUEが持つ「地域密着の熱量」を融合させ、ファンの熱狂を創出するとともに、日本全国および世界に向けた共創と新たなスポーツツーリズムを推進することを目指す。B.LEAGUEは現在41都道府県・55クラブで活動しており、2026年9月に新たなリーグ構造へ移行する予定となっている。

契約に基づき、HISはB.LEAGUEの公式ツアー「B.旅」について、企画・造成・販売の独占権を取得する。レギュラーシーズンの観戦チケット付きツアーや、オールスターゲーム観戦ツアー、選手との面会イベントを組み込んだツアーなど、多様な商品を展開する。あわせて、アジアを中心とする海外52カ国133拠点のネットワークを活用し、海外在住のファンを日本各地へ送客するインバウンド事業や、バスケットボールクリニックの開催を通じた子どもの育成事業にも取り組む。

体制面では、HISが旅行商品の造成・販売や海外プロモーションを担い、B.LEAGUEはファンコミュニティや地域ネットワーク、競技に関するコンテンツを提供する。両者がそれぞれの強みを持ち寄る形で事業を進める。

HISは今回の連携について、強みである「世界と地域を結ぶ旅の力」とB.LEAGUEの「地域密着の熱量」を掛け合わせることで、旅行を軸に地域社会のさらなる活性化に貢献したいとしている。全国各地に広がるクラブとファンのつながりを、自社の旅行事業と結び付ける狙いがある。

一方のB.LEAGUEは、全国各地で試合を開催することで生まれる「移動」や「地域との出会い」に、HISが国内外に持つネットワークと体験創出のノウハウを掛け合わせることを狙う。これにより、観戦体験をさらに豊かにするとともに、地域の活性化や新たな感動の創出につなげたい考えだ。

スポーツ観戦を目的とした旅行は、開催地域への来訪や消費につながる可能性がある。今回の契約は、リーグ全体の公式ツアーを旅行会社が一括して手掛ける枠組みであり、観戦体験と旅行を結び付けたスポーツツーリズムの取り組みとして、地域の活性化にどうつながるかが注目される。