【地域特集】三重県 「空飛ぶクルマ」の実用化で新産業創出
日本列島のほぼ中央に位置し、南北に細長い地形をしている三重県。全体的には温暖だが、平野部・山間部・盆地部によって気候が異なり、多種多様な農林水産業が営まれている。日本屈指のものづくり県でもあり、製造業の売上高に占める割合が最多で、自動車などの輸送用機械や、液晶パネルの製造が盛んだ。観光面では、日本人の「心のふるさと」とされる伊勢神宮や、世界遺産に認定された熊野古道、忍者発祥の地である伊賀、リアス海岸などで知られる。北中部地域と比較し、志摩半島から東紀州にかけての南部地域は過疎化・高齢化が顕著で、この課題解決のために空の新インフラ開発が行われている。