宇宙スタートアップALE 宇宙を身近にする構想 様々な事業が繋がる

2011年に創業した、世界初の「人工流れ星」を創る宇宙スタートアップ企業ALE。「科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする」をミッションに、大きく3つのプロジェクトを展開する。独創的な宇宙事業を発想すれば、地上のビジネスにもメリットがあるかもしれない。

岡島 礼奈(ALE 代表取締役)

「科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする」をミッションに掲げるALE。2011年に同社を立ち上げた代表取締役の岡島礼奈氏は、学生時代、天文学を専攻していた。もともと持っていた宇宙への関心から、宇宙の美しさや面白さを人々に届ける事業として、創業事業である「人工流れ星」の研究開発に着手した。

人工流れ星を起点に発想を広げる

「Sky Canvas」と名付けられた同事業は、宇宙を広大なキャンバスに見立て、夜空に人工流れ星を流すというものだ。人工衛星から流星源を放出し、地上の遠く離れた場所でも同時に楽しむことのできる流星群を演出する。さらに、人工流れ星の軌道や発光から得た中間圏のデータを、様々な気象現象の未知を解明する貴重な手がかりとして蓄積することも構想した。「Sky Canvas」については、既に衛星を打ち上げて装置の検討などを実施しており、2023年の商用化を予定している。

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