宇宙ビジネスと現在と未来 「宇宙を利用する」発想で事業開発を

宇宙産業市場は2040年には現在の約3倍の120兆円規模に成長すると予想されている。衛星コンステレーションサービスを中心に大手資本や技術系スタートアップの躍進が目立つが、「宇宙を利用する」という視点に立てば、あらゆる業種に新規事業開発のチャンスは存在する。

図1 宇宙産業市場規模の推移予測図

 

衛星コンステレーションの台頭

1957年、人工衛星スプートニク1号の打ち上げから始まった人類の宇宙進出。それから50年強で、宇宙を取り巻く状況は大きく変化した。米ソ二極構造だった宇宙開発には、冷戦終結後、EUや日本はもちろん、中国、インドなどさまざまな国々が参加するようになり、多極構造への転換が進んでいる。

もう一つの大きな変化は、宇宙開発が国家主導から官民共創に移行し、民間の宇宙ビジネス参入が急増したことだ。特に、技術革新に伴い衛星や打ち上げ用ロケットの小型化・低コスト化が実現した2010年代以降、「衛星コンステレーション」というビジネスモデルが台頭し、民間の市場参入が相次いでいる。衛星コンステレーションは、地上2000km以下の低軌道に多数の小型・超小型衛星を配置し、協調動作をさせることでシステム化するもので、通信やリモートセンシングなどのサービスが始まっている。

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