収量予測や保険商品も? 農業×衛星データが生む新ビジネス

農業は衛星データの利活用が大きく期待される産業のひとつだ。農業資材メーカーの誠和は、大学やJAXAベンチャーと連携して衛星データ利活用の実証試験を推進。成果を元に、同社は収量予測サービスの高度化や、保険サービス等の新規事業開発に取り組む方針だ。

渡辺 公博(誠和 研究開発部 部長)

誠和は2020年7月から、明治大学およびJAXAベンチャーの天地人と連携し、農業分野での衛星データ活用に向けた実証試験をスタートした。

1971年設立の誠和は、施設園芸用の環境制御機器や養液栽培システムを手掛ける農業資材メーカーであり、中でもハウス用自動カーテンでは業界トップシェアを誇る。また、大規模施設園芸プラントの開発・製造・販売を手がけ、自社でも2カ所で合計3ヘクタールのトマト栽培プラントを運営している点もユニークだ。

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