北海道に宇宙版シリコンバレーを 大樹町の宇宙港構想

小型ロケットや小型人工衛星の開発が世界中で盛り上がる中、ロケットの射場の不足が顕著になりつつある。北海道大樹町は「北海道スペースポート」構想を打ち出し、アジア初の民間にひらかれた宇宙港の整備と地域活性化を目指している。

SPACE COTANの小田切義憲代表取締役社長(右)とCAMPFIREの家入一真代表。
クラウドファンディング活用で10月に連携協定を締結

スペースポート(宇宙港)とは、ロケットの打ち上げやスペースプレーンの離着陸を行う、地球と宇宙を繋ぐ港だ。北海道大樹町では、アジア初の民間にひらかれた宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」が2021年度から本格稼働した。

「北海道スペースポート」の未来図イメージ

大樹町は農業と酪農を基幹産業とする人口5400人強の小さなまちだが、35年以上前から宇宙のまちづくりを掲げてきた。1985年に大樹町で航空宇宙関連実験の誘致活動がスタート。1000メートルの滑走路や射場が整備されている大樹町多目的航空公園では、JAXAや川崎重工、IHIエアロスペース、東京大学、室蘭工業大学など10以上の企業・団体・大学が航空宇宙実験を行ってきた。国内ではJAXAの種子島宇宙センターおよび内之浦宇宙空間観測所に次ぐ3つ目のロケット射場である。

世界中で宇宙ビジネスへの注目が高まる中で、大樹町は2019年に「北海道スペースポート構想」を公表、その後、地域再生計画「航空宇宙関連産業集積による地方創生推進計画」として内閣府の認定を受け、事業の推進母体として、大樹町および6つの道内企業等が出資し、SPACE COTANを2021年4月に設立した。

「コタンはアイヌ語で“集落”を意味します。SPACE COTANは『北海道に宇宙版シリコンバレーをつくる』をミッションにHOSPOの企画・営業・運営を行い、地域経済ひいては日本経済の発展への貢献を目指します」と小田切義憲SPACE COTAN代表取締役社長は話す。

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