博展 イベントマーケティング企業の視点 日本企業の姿勢の変化

企業が、新プロダクトやサービスを世に出すために欠かせないのが、展示会等のイベントだ。それらの企画・制作を行う博展は、「サステナブル・ブランド国際会議」を主催して7年目を迎えた。SDGs始動から、国内のサステナビリティ活動の趨勢を見てきた同社に、ビジネス界の変化を聞く。

 

鈴木 紳介(博展 執行役員、CSuO〈最高サステナビリティ責任者〉)

博展の設立は1970年。ビッグサイトや幕張メッセなどで開催される展示会の企画・制作や各種イベントプロモーション等を手掛けてきた。

「展示会やイベントという、人と人、人とコトが出会う場で生み出される体験を唯一無二の価値あるものにするために、コミュニケーションに関わる様々な表現、手段、環境を創意工夫しながらデザインし、提供してきました。『Experience Marketing』をキーワードに事業展開しているイベントマーケティング企業です」と話すのが、博展の執行役員CSuO(最高サステナビリティ責任者)の鈴木紳介氏だ。

顧客企業のイベント等をサポートする博展が、2017年から主催者として手掛けているのが、日本における「サステナブル・ブランド(SB)国際会議」だ。これは2006年にアメリカで生まれた国際会議で、現在は世界9カ国で行われている。サステナビリティをビジネスに組み込み、自社の競争力や価値を高める活動を推進するグローバル・コミュニティで、企業や自治体、NPOやNGO、教育機関等から、グローバルで活躍するサステナビリティのリーダーが集い、持続可能性を議論しネットワークを広げる場となっている。

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