目標年までの折り返し点を通過 SDGsきっかけの連携が進む

2030年までに持続可能でよりよい世界の実現を目指し、17目標・169ターゲットで構成されるSDGs。世界的な感染症の流行や自然災害、戦争などもあり、目標達成までの進捗はストップしている。日本では、サステナビリティの関心の高まりや、SDGs目標のもとでの官民連携が盛んになってきた。

 

図1 SDGインデックスの世界平均(2010-2021)


SDGインデックスは目標までの進捗を示す数値で、100で目標達成となる

出典:Sustainable Development Report 2022

2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」から始まった、持続可能な開発目標 (SDGs)達成に向けた営み。目標年である2030年に対し、折り返し地点は過ぎようとしている。2020年からの新型コロナウイルス感染症の世界的な流行に、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻が重なり、全世界的にSDGs達成に向けた進捗度合いを示す「SDGsインデックス」のスコアは伸びが停滞している(図1)。

2015年から新型コロナウイルス流行前の2019年までは、ゆっくりとではあるが目標達成に向けた歩みが進んでいた。2023年以降、世界はSDGsの進展を回復させ、さらに加速しなければならない。そのためには、政府など公共セクターだけでなく、主体的なプレイヤーとしての企業の関与が不可欠だ。

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