メタバース営業支援や話術アシストも 注目のセールステック8選
最先端テクノロジーの活用によって、セールステックは日々進化を続けている。営業トークや電話対応をAIで可視化・支援システムや、メタバースの営業に特化したSFAも登場。新規事業構想の見本になる、注目すべき8つのセールステックを紹介する。
MiiTel
AIで電話対応を可視化
ITスタートアップのRevCommは、「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る」というミッションのもと、音声技術とAIにより、コミュニケーションにおける摩擦をなくし、お互いの想いがより伝わる社会の構築を目指している。ミッションを具現化するサービスとして、同社が開発・提供しているのがAI搭載のクラウドIP電話「MiiTel(ミーテル)」だ。
最大の特徴は、電話営業やコンタクトセンターなどの会話を自動録音し、AIがリアルタイムで解析する点にある。担当者と顧客が話す速度や時間、抑揚、声の高さ・大きさ、沈黙の回数などを解析し高精度のフィードバックを行うことで、商談獲得率・成約率の向上やセルフコーチングを後押しする。さらに、文字起こし機能により、「顧客と担当者が何をどのように話しているか分からない」というブラックボックス化問題を解消しながら、議事録作成の負担も軽減する。属人化しやすいセールストークを可視化できれば、生産性の高い営業活動を実現できるはずだ。
メタバースSFA
メタバース内営業をデータ化
コロナ禍で営業DXが加速する中、SFA(営業支援システム)の活用が広がっている。なかでも、メタバース(仮想空間)のツールや空間を提供するテンアップは、メタバース内での活動をデータ化し企業活動の戦略立案に役立てるサービスとして、2022年10月より「メタバースSFAツール」の提供を開始した。
同製品は、メタバース空間における営業担当者の商談獲得履歴から、商談時の行動履歴・活動履歴をデータ化することで、「空間内でどのような活動を行うと、活動効果が高いのか」を解析する。責任者は営業担当者の行動をリアルタイムで確認し、その内容をメンバー全員に共有しPDCAを回すこともできる。さらに、SFAやCRM(顧客関係管理)の他、Googleアナリティクス、YouTube、Facebook、instagramなどのデータソースとの連携も可能。今後の展開について、同社は「アバターの顔の表情データや音声データの収集と分析に取り組んでいく」とコメントしている。
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