多様化する課題と悩み 現代の子育てを助ける海外新興企業5社
経済発展に伴う衛生管理の向上、栄養状態の改善、予防注射の普及などで、過去50年にわたり世界の5歳未満児の死亡率は改善してきた。一方で、母親の社会的孤立や乳幼児期からのスマホ依存など、新しい課題も登場している。ここでは多様化する子育ての課題の解決に取り組む海外企業を紹介する。
英Peanut社
「ママ友」を探せるマッチングSNS
妊活・妊娠・育児・更年期など様々なライフステージにある女性に、類似した悩みを抱える仲間、「ママ友」やコミュニティを紹介するソーシャルネットワークアプリを運営している。設立は2017年。共同創業者の1人が第一子を出産した時に、母親の孤立感を軽減するためにはオンラインフォーラムが有効であると感じて立ち上げたサービスだという。現在、英語とスペイン語に対応している。
医療の専門家が監修したコンテンツや、オンライン上のコミュニティ機能、チャット機能、マッチング機能を提供する。正確な情報を得たり、経験を共有できる近所の友人を見つけたり、思いを共有して女性同士で支えあったりできるようにした。Index Ventures、Female Founders Fund、EQT Venturesなどのファンドから累計で約2180万ドルを調達している。妊娠や出産など生殖に関するデリケートな話題を扱うことから、匿名での投稿を可能にしたり、ヘイト行為やハラスメントを禁止するなど安全性に留意している。

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