「白いちご」のイチゴラス 世界12カ国へ届く高付加価値戦略
熊本県玉名市に拠点をおく株式会社イチゴラス。代表取締役の森川竜典氏は家業を継いで以降、試行錯誤しながら白いちご「淡雪」をブランド化して収益を上げるビジネスをグローバルに展開してきた。現在は世界12カ国に輸出している。事業承継からの道のりと展望を聞いた。
森川 竜典 イチゴラス代表取締役
農園承継後の苦しい時期を超えて
白いちご「淡雪」との出会い
森川氏が祖父のいちご農園を継いだのは、社会人経験を経たあとの2010年のことだった。承継してわずか2ヶ月でその祖父が他界し、設備はあったものの、栽培の知識もノウハウもない状態からのスタートとなった。
熊本市内出身で農村地域での暮らしも初めての森川氏だったが、地域の人々にトラクターの使い方から教えてもらい、栽培の基礎を身につけた。だが、同じやり方をしても、周辺の農家のようにはいかないのが現実だった。
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