フォロフライ 独自ビジネスモデルで「運ぶ」業界の脱炭素化に貢献
物流や公共交通に特化した商用EVの開発製造と販売を手掛けるフォロフライは2021年に創立された京都大学発のベンチャーだ。事業の主軸を国内に置きながら、高額な開発費用を海外メーカーとシェアすることでEV自体の販売価格を抑えるビジネスモデルにより、EVの世界に新しい風を起こしている。
小間 裕康(フォロフライ株式会社 代表取締役)
競争激しい市場に挑戦する
新興EVメーカー
フォロフライ創立者で、代表取締役CEOを務める小間裕康氏は、フォロフライ立ち上げ前の2010年、同じ京都の地にEVメーカーであるGLM株式会社を創立した経歴を持つ。「GLMはEVスポーツカーを量産するという際立ったアイデンティティを持った企業で、2017年には香港で上場し投資家もハッピーエグジットを迎えた、当時のEV企業の中では唯一の成功事例になっています」と小間氏。その後、「脱炭素化を実現し、エネルギーコストを削減した宅配車が当たり前に走る世界」の構築を目指し、2021年に商用EVの開発と販売を事業の柱として立ち上げたのがフォロフライだ。創立と同年、1tクラスのラストワンマイル商用EV「F1 VAN」を販売開始。さらに、傘下に総合物流企業グループを持つSBSホールディングスが、フォロフライの商用EVを1万台導入することを発表するなど、破竹の勢いで成長を続けている。

創立と同年に発売したEV「F1 VAN」
EV市場はこれまで幾度もブームを繰り返してきた。2000年代には三菱自動車「i-MiEV」や日産自動車「リーフ」など量産EVが市場をにぎわせ、新たに市場参入する企業も誕生した。しかし、新興EV企業の多くは現存しておらず、「今なお成長を続けている唯一のベンチャーがフォロフライ」と小間氏は胸を張る。
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