京都紋付 こだわりの黒染でアップサイクル事業を展開

黒に五つの紋が入った最高位の礼服和装「黒紋付」。その生地染めを専門として、創業以来100年を超える時を紡いできたのが京都紋付だ。手掛けるのは京都の伝統工芸「京黒紋付染」。着物市場が縮小する中、京都紋付ではその伝統技術を生かして新サービスを立ち上げ、国内外に事業を広げている。

荒川 優真(株式会社京都紋付 専務取締役)

染色の中でも難しい「黒」には
日本人独特の感性がある

和服の伝統的な製造における特徴の一つが、徹底した分業制であることだ。染めの工程ですら、柄物と無地で染色業者は異なり、さらに、無地の中でも様々な色を染める業者と黒染めしか手掛けない業者に分かれる。その中で「黒染」のみを扱う企業が京都紋付だ。その5代目で、専務取締役の荒川優真氏によれば「世界的に見ても、黒だけを専門とする事業は特殊」だという。

「黒染め技術は、染色の中で最も難しいとされています。着物は一時、中国などの海外に生産拠点が移ったのですが、京黒紋付に関しては、やはり海外では同等の黒を出すことができず、生産拠点が日本に戻ってきました。そんな経緯があるくらい、真っ黒、という色を出すのは難しい技術です」

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り84%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。