ミライ発酵本舗 醸造のまちの伝統を守る共通認識を醸成
新潟県長岡市にある、摂田屋と呼ばれるエリアを中心としたまちづくりのために設立されたミライ発酵本舗。企業名は、古くから醸造業が盛んな摂田屋エリアで、未来への創造=発酵を促すという意図で付けられた。2年前には地元企業と共に組織「宮内・摂田屋method」を発足、様々な取り組みを進めている。
子どもたちや住民も
皆がまちづくりプレイヤー
新潟県長岡市の宮内・摂田屋エリアは、創業477年という新潟県最古の歴史を持つ日本酒蔵元の吉乃川に代表される、醸造業のまちだ。江戸期は天領で、酒、味噌、醤油等の醸造業が藩の規制を受けずに繁栄した。「第二次世界大戦の戦火を免れ、江戸から昭和初期までの建物が現存する、伝統が色濃く残る地域です」と話すのが、2020年にまちづくりの提唱をコンセプトに設立されたミライ発酵本舗のGM、斎藤篤氏だ。
「諸課題を解決するために、醸造業・製造業のまちに受け継がれた歴史や伝統・文化を発出。より魅力を高め発信することを軸としながら、そこにおもてなしの要素も付加することでまちが元気になるようにとスタートしました」
ミライ発酵本舗として様々な取り組みを進める一方で、2022年には「宮内・摂田屋method」を組成した。
全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。
-
記事本文残り82%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。