QTnet 通信事業で培った技術を基盤に、新事業へ挑む
1985年の通信自由化とともに産声をあげ、九州エリアに密着した通信事業者として発展を続けてきたQTnet。近年は光ファイバーを使ったインターネット接続サービスのコアビジネスにとどまらず、挑戦するマインドの醸成に取り組むとともに、インターネットインフラを活かして新たなビジネス領域に挑んでいる。
インターネットビジネスで
培われた競争マインド
1985年4月に電気通信事業法が制定され、それまで日本電信電話公社が独占していた通信事業に民間企業が参入できるようになり、電電公社もNTTに民営化された。九州電力を母体とするQTnetが創業したのは、その2年後の1987年のことだ。
「電力事業で光ファイバーを張り巡らせ、運営し、光ファイバーを敷設するための電柱を持っている強みから、各地の電力会社はNTTの有力な競合企業になると言われていました」と社長の岩﨑和人氏は当時を振り返る。
以来、新規参入企業の淘汰、再編が進む中で、同社は九州エリアに根を張って通信事業を手掛けた。
「インターネットの急速な普及もあり、事業を飛躍的に伸ばすことができました。現在は約650億円を売り上げており、顧客の個人・法人の割合は、ほぼ半々です。個人向けは光ファイバーを使ったインターネット接続サービスなので、非常に競争の厳しい世界ですが、それだけに、当社では競争マインドが企業風土として培われてきました」
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