服部誠太郎・福岡県知事インタビュー 「世界から選ばれる福岡県」に

2021年4月に就任した服部知事は、「誰もが安心して、たくさんの笑顔で暮らせる福岡県」を目指し、2022年3月に福岡県総合計画を策定。世界を視野に未来を見据えて、「次代を担う『人財』の育成」、「世界から選ばれる福岡県の実現」、「ワンヘルスの推進」など、新たな取り組みに挑戦している。

服部 誠太郎（福岡県知事）
※取材は書面インタビューにより実施（2022年11月22日）

九州のリーダーにふさわしい県へ飛躍を

――2022年3月に策定された福岡県総合計画において目指されている福岡県の姿と、計画の重点ポイントについてお聞かせください。

私は「誰もが安心して、たくさんの笑顔で暮らせる福岡県」を目指しており、福岡県総合計画ではこれを本県の目指す姿として掲げました。基本方向として、「世界を視野に、未来を見据えて成長し、発展する」「誰もが住み慣れたところで働き、長く元気に暮らし、子どもを安心して産み育てることができる」「感染症や災害に負けない強靭な社会をつくる」「将来の発展を支える基盤をつくる」を定め、各種施策に取り組んでいます。

新しい時代の県政を進めるにあたり、とりわけ重点的に取り組むのは、①次代を担う「人財」の育成、②世界から選ばれる福岡県の実現、③ワンヘルスの推進、④デジタル、グリーンなど新たな動きを捉えた施策の展開、の４項目です。県議会、市町村、地域の関係団体と連携し、力を合わせて進めていきます。県民の皆さまをど真ん中に置き、県民の皆さまと手を携えて、福岡県の未来へと続く扉を１つずつ開き、福岡県を九州のリーダーにふさわしい県に飛躍させていきたいと考えています。