AI・データ活用が加速 スポーツテック企業の発想力
スポーツビジネスはAIやデータ分析などのテクノロジーを取り込みながら急速に進化している。AIカメラによる地域スポーツの自動撮影・配信や、体力テストのデジタル集計システム、eスポーツの熱狂度可視化など、先進的な事業事例を紹介する。
NTTSportict
AI活用で地域スポーツ配信を簡単に
NTTSportictは、NTT西日本が2020年に設立した、スポーツ映像配信分野における新会社。同社が提供するAIスポーツ映像ソリューション「STADIUM TUBE」は、イスラエルのPixellotが開発したAI撮影カメラによる自動追尾&自動撮影技術を活用し、誰でも簡単にスポーツの試合を映像化できる。Web視聴サイト等でのコンテンツ配信にも対応する。
サッカー、バスケットボール、ラグビー、アメリカンフットボール、バレーボールなどさまざまな競技の撮影に対応し、「オートプロダクション」モードでは、本物のカメラマンが撮影しているかのような⾃然なカメラワークを実現する。
主なターゲットとするのは、撮影・配信環境が十分ではないマイナースポーツやアマチュアスポーツ、地域スポーツなどだ。「STADIUM TUBE」は、従来の撮影配信コストを約1/10に削減することが可能であり、誰もがより気軽に、より簡単に自分たちのスポーツを発信できるよう、全国の運動施設やスポーツチームへの導入を進めている。

AIカメラ「STADIUM TUBE Air」
全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。
-
記事本文残り76%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。